日本人なら「和装」という言葉は誰もが一度は聞いたことがあると思います。
実際に和装で卒業式や結婚式などのイベントに参加した経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回は「和装」とは一体どのような意味なのかを、和装の歴史も含めて解説します。
Contents
和装とは「和服の装い」のこと
「和装」とは、和服を着た姿を指す言葉です。
本の装丁など服以外の和テイストを指すこともありますが、今回は服装に限ってのお話をしますね。
和服の歴史
和服は、日本の民族衣装として古くから着用されてきました。
かなり昔の資料として、古墳時代の埴輪にも和装の形が見られます。
古墳時代というと西暦250年くらいですから、少なくとも1800年近くもの間、日本人は和服を着ているということになります。
とは言え、つい最近まで「和服」という言葉は日本にありませんでした。
明治時代ごろに西洋の服装が日本に広まったことで、「洋服」と区別する意味で「和服」という言葉ができたと言われています。
明治以前は、和服は「着物」という名称で呼ばれていました。
和洋の区別なく「衣服として着用するもの」を全て着物と呼んでいたのですが、今では「着物」というと「和服」と同じ意味として捉えられるようになっています。
近年の和装文化の移り変わり
終戦を迎える昭和20年ごろまでは、多くの人が和装で日常生活を送っていました。
女性は学校で和服を縫う授業を受けるのが当たり前でしたし、嫁入り道具として和服を持参することも、当時は普通に行われていました。
しかし終戦後の日本は西洋文化にどんどん移行していったため、昭和40年代くらいを境に日常生活で和服を着る人はほとんどいなくなったとされています。
今は「特別な日のおしゃれ着」として活躍している
日常的に和服を着る文化はなくなってしまいましたが、現代では逆に「和服はおしゃれ」「特別」という考え方が浸透してきています。
卒業式で袴姿になったり、お祭りに浴衣を着て行ったり。
成人式や結婚式で振袖を着る女性も多いですよね。
さらに、和装で生活する「着物女子」も最近は注目されています。
着物女子からの需要もあり、最近ではポリエステルなどの素材で作られた、安価で扱いやすい着物も多く登場しています。
特別な場だけでなく日常生活においても、徐々に和装の文化が戻ってきているのかもしれません。
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まとめ
和装で生活するのはちょっと大変と思う人もいるかもしれませんが、昔の日本人は、和装で毎日を送っていました。
令和に入り、いっそう目まぐるしく毎日が変化する今だからこそ、古き良き日本の文化である「和装」に再注目してみてはいかがでしょうか。
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